Polémica by WIRED + Loftwork

未知の旅へと誘うセラピストに

林:それで、結局のところわたしたちが何をするかと言えば、セラピストみたいなものなんじゃないかなって。自分の体のことって自身ではわからないけど、たくさんの人の体を毎日見てきた整体師は一発でわかったりする。そのゴッドハンドというか、未来の手触りをいつも考えているわたしたちからは、この角度をちょっと変えれば良くなるよねっていうアドヴァイスができればいいなと思う。そこから、まだ体験したことのない不思議な旅が始まるんじゃないかな。

若林:日本の企業人って、みんなすごく勉強していると思うんです。デザインシンキングが流行れば徹底的に本を読んだりするわけでしょう。ただもったいないのは、木を見て森を見ずというか、なぜイノヴェイションが必要なのかっていう大きな視点がないことが多いんです。その考え方を広げるリサーチやエデュケーションに近い部分をぼくらは担当すると思っています。

林:「これをやりたい」っていう真の動機がないと、イノヴェイションは育めない。だってイノヴェイションは何かを変えることですから、どんなものであれ色々な人の反対は出てくる。そこでいくつものハードルがあっても、「やりたい」という気持ちが原点にあるかが鍵を握ると思うんです。楽しいから続けられるし、一人ひとりの中から本当の動機が生まれてくるような場を演出したいと思います。

若林:本当にアウトプットは色々かもね。社内交流のための慰安旅行とかでもいいし(笑)。

林:社員を集めてお芝居をするとかでもいいですよね。あとは、日本の地方で空き家になっている場所とか、さびれてしまった温泉街を使って、地域のエネルギー循環を考えたりする「Polémica Village」もつくりたいな。文化施設がどうあるべきかを徹底的に考えたり。

若林:そんな相談も大歓迎でお待ちしています、ということで(笑)。どんなものでもハードルはないから、楽しい場をつくっていきたいですね。